GPエリア決勝 in 東京

今年もFinal参戦となりました。

どうもえんぴつです、こんばんは。

■前語り
フェスタでも一度も入賞していませんが、なんと2年連続のGP東京入賞です。
昨年はGP大阪4-2(バブル負け)、GP東京5-1。
今年はGP名古屋4-2、GP東京5-1(最終戦まで全勝)とGPとは相性がよいようです。

使用デッキは宙花
前回(神姫環境)のGPから使い続けている相棒です。

自分の練習には一切ならないのにスカリセやフリプ等の調整に付き合ってくれた
とまとさん、マミヤナガツ、ヨーイチくんの本当にありがとう!!!

デッキの解説は後日別記事にて紹介したいと思いますが、
このデッキを選択した理由については軽く触れていこうと思います。


■デッキ選択
現環境は、月単、雪単、日単(移動型)の三すくみだと言われています。
私もこれには同意見で、実際に自分でも使用してみた雑感としても、以下のような相性だと考えました。
 ・月単>雪単>日単>月単

当然個々人のプレイスキルに応じて、この枠を超えるケースもありますが、
そんなものを考えていてはそもそも上手い人には絶対に勝てなくなってしまうので、ここでは考えないこととします。
ここまではおおよその人が同意見だと思っています。
GPに出場した場合、上記3デッキのいずれかと対戦することは間違いないでしょう。

この意見については賛否両論あるとは思いますが、
私は余程のことがない限りあまり意識されていないデッキを使用します。
ガチガチに意識されているデッキでは、相手もプレイが慣れているため、最適解を選択されやすいです。
しかし、対戦経験が薄いデッキ、もしくはデッキ内容がわからないようなデッキに対しては、
常に最適解を選択することが難しく、選択を誤る可能性があります。
この選択ミスが重要であり、これによって勝率が最大1割変わるというのが持論です。

カードゲームはミスをするゲームです。
意図的にミスをさせることで勝利することもひとつ重要なことだと思っています。
そしてそれを十全に活かすためにはこちらがミスをしない必要があります。
ミスをしないためにはプレイを定型化しやすいデッキを選択するのが一番ですよね。
つまり勝ち方に再現性のあるデッキを使うべきであり、そしてそれが今回は宙花でした。
 ※リーダー自体が決まったプレイを生みやすく、再現性のあるゲームができます

スペックのよい宙の4コストキャラを主軸に、SPの高い花のDFキャラで脇を固め、
ひたすら相手に負荷を強いていく、まさに賢いゴリラとでもいうべきデッキです。
 ※宙花を使うに至る経緯はもう少しあるのですが、ここでは割愛し後日記事にします


■デッキのポジション
上記3デッキに対して、宙花の相性は以下の通りです。

・対日単 有利
 大体負けません。
 AFとDFを兼用できるミカエルが盤面で強く、中央DFにメディアリリィが出るとほとんど突破されません。
 3ハンドでAFとDFを用意できるため、ソルによるリソースゲームにも持ち込まれづらいのも有利な点ですね。 
 また、こちらのAFに出るキャラが後述の理由でほとんどDP4以上なため、宮国と合わせると早々相打ちされることがありません。

・対月単 五分~微有利
 基本的にはこちらの高APキャラでAP止めをしつつ、スペックの高さ故に止めづらいガヴェインでひたすら殴りつけていきます。
 なるべく相手にハンドを蓄えさせることなくゲームができれば最適です(タケノコを構えさせない)。

 また、この相手は誤選択による1割が一番活きるマッチアップです。
 元々受けデッキである月単はかなり繊細ですが、なんせこちらはゴリラです。
 ひとつ受け方をミスるとそのまま負けに直結するため、経験が物を言いますね。
 こちとら前回の名古屋GPから使っとるんやぞ!

・対雪単 微不利~不利
 まぁ、きついですよね。
 こればかりは神姫環境から変わらないマッチです。
 とはいえ宮国朱璃が増えたことで、DP4以上のキャラが翁に対してアタックしにいけるようになりました。
 そのため、デッキ構築段階で3ハンドキャラのDPを4以上にし、最大限翁に仕事をさせないようにし、
 結果として、絶望的なマッチではなく、なんとかみられるマッチ(寧々だけ or 翁だけであれば早々負けない)ところまで改善しました。

 基本はオダステキャラや西住みほで相手AFのミョルニル等を止め、被打点を0に抑えつつ、こちらは3点ないし6点を与えられるターンを作ることを意識します。
 ある程度打点差をつけてしまえば、除去でテンポを取られてしまっても、こちらもオダステ等でテンポを取り返すことで、逃げ切るゲームが作れます。


上記のように3すくみのうち2つには有利~微有利がつけられ、前週の名古屋フェスタでは日単が大躍進し、メタゲーム的にも日やそれに強い月が増えてくれるといいな、という希望的観測もあり、宙花で駆け抜けることにしました。
まぁ、どこかで1回か2回は雪単と当たるとは思いますが、1回くらいは勝てる可能性もある、という打算もありました。

練習段階では主に月単、雪単との対戦経験を積み、神姫環境からの変更点や勝ちパターン・負けパターンを洗い出しました。

こいつとともに、今度こそGP6回戦を駆け抜ける!!!


■GP本戦
①不明(月単) ○
 初戦は先行、宮国が2ターン目に出る好ハンドをキープし、左AFにガヴェインを出してターンエンド!
 ここから勝負は始まる、負けるわけにはいかないんだ!

 
イメージ 1

後手1ターン目。
相手がガヴェインの"圧"に平伏し、相手の左DFにハンドを3枚、右AFに2枚伏せ、
残った"5枚の"ハンドをシャッフルしながら長考。

…………5枚のハンド?

思わず溢れ出た"覇気"を前に相手のハンドが10枚になっていたため、ゲームロスで勝利。


②月単 ○
 更科によって早々にガヴェインを打ち取られ、酒吞童子を盾にゲームを遅らせられる。
 こちらもAFキャラをなかなか引かず、ズルズルと負けパターンにハマりつつ、ゲームが進行。
 なんとか引き込んだキャラで酒吞童子止め、10点程打点差をつけて終盤戦へ。

 相手がすべてハンドにためていたため、タケノコが一枚も落ちていない状況。
 なんとかリソースを削りつつ、相手のタケノコをコストに掃かせていき、タケノコ2発では負けない盤面にし、束の間の安寧を享受する。
 が、ミカエルアタック対応で無情にも"月のお姫様"から登場するジェフティ。
 このままでは、ジェフティ起動からパンチ3点、タケノコ×2の10点で負けの状態。
 
 僕「(ここでサポートしてジェフティを落としにいったら対応で能力を言われてしまう。
 それならここは思い切って、誤魔化すしかない!!!)……バトル終了で」

 その後速やかに別の列でアタックし、力強くターン終了を宣言!!

イメージ 2

 相手の方「ターンをもらいます」
 
 あまりにも強大な"覇気"を前にミスをしてしまうのはやむを得ないこと。
 そのまま勝利。


③日単 ○
 常陸茉子を出すものの、相手のネロが強く、なかなか打点を防げない。
 打点進行がトントンだとあまり良くないので、どうしたものかな、といった感じ。

 盤面
 空き    エリナ    空き
 アペシュ  空き     ネロ

 空き     茉子    空き 
 空き  メディアリリィ  ミカエル   

 この状況でアペシュがアタック。

 
イメージ 3


 当然茉子の能力を宣言してキャッチ。
 そのまま研ぎを撃たれるものの、メディアリリィが2回サポートすることで一方的に4ハンドを失うことに。
 またもや強大な"覇気"によって勝利。


④八月日単 ○
 有利なマッチアップ。
 ガヴェイン、朱璃で打点を入れつつ、ミカエル、メディアリリィでDFを固め、
 余ったハンドをメディアで回復に還元しつつ、勝利。


⑤日単 ○
 下階段。
 お相手は去年のGP東京でもバブルマッチを戦った因縁深い小島さん。
 相手の凪のDP3が強く、ネロとエリナのSPを盾に、止めることができないまま中盤戦へ。
 なんとか引き込んだ西住みほを凪に合わせることで、こちらの被打点を3に抑えることに成功。
 ガヴェイン対面にアマテラスの登場が遅れたため、打点面でも優位に進行し、そのまま勝利。
 

この時点でFinalは確定、全勝が3名のため最大あと2回で優勝が目前に。


⑥雪単 ×
 2回連続の下階段。
 むしろここまでよく雪単に当たらなかったものです。
 蓋を開けてみれば雪単が最多のデッキでしたし(とはいえ途中までは日単も上位に結構残っていましたが)。

 雪単とのマッチはほぼDF専用の花キャラはあまり引きたくないものです。
 そんなことを考えながらマリガンすると、メディアリリィが2枚こんにちは。
 試合としても、中央AFの風魔手裏剣を盾にアタックしてくるデュエルを止めるための有効牌を引かず、打点差をつけることができません。
 結局は除去で失ったテンポを取り返すこともかなわず、敗北。


■おわりに
ということで5-1で入賞と相成りました。
1回戦終了時点から今日は勝たなくちゃいけない日だと感じていました。
思いもよらない豪運(マッチ運も含む)に恵まれ、なんとかかんとか掴めたチャンスです。
前回のFinalでは結局byeでしか勝利を挙げることができず、悔しさに塗れていましたが、これでようやく雪辱戦に臨めるようになりました。


ということで長くなってしまいましたが、このあたりで筆をおこうと思います。

昨年は最後のGPエリア決勝の場で、ある男にこう言いました。
「待たせたな。ようやく追いついたぞ」

次は私が待つ番ですが、必ず追いついてくれると信じています。



ではでは今日はこの辺で。

えんぴつでした。