GP1st使用デッキ解説

最近リアルの方が忙しくて久しぶりの更新です。

どうもえんぴつです、こんばんは。

実は忙しくしている合間にGP入賞してしまいました。
念願のFinal出場権を獲得できたのは素直に嬉しいです。

新しいデッキを持って行って入賞できたのもよかったですね。
普段からの試行錯誤の甲斐があったというものです。

と、いう前置きはともかく、今回の使用デッキの解説です。
デッキレシピ自体は公式の方にもおいてありますが、一応こちらにも。

○『エンデュミオンの奇蹟』 ― 花雪エリアコントロール
・キャラクター
CH-4812B 坂上加奈4
CH-1202D エセルドレーダ4
CH-2993B オーリガ4
CH-3626  夏海里伽子(プロトタイプ制服)3
CH-0770  月宮あゆ(食い逃げ)2
CH-4803B アイナ・アシュウィン4
CH-3024B  ジュリアン・メリーウッド4
CH-2929B 荷嶋音緒
CH-4418  劉備桃香
CH-4855  武孝田よい子2
CH-3935B 東儀白(白うさぎ)2
・エリア
AR-0154  発熱4
AR-0085  介護2
AR-0109  秘密基地2
AR-0114  ハーモニカ4
AR-0153B ガイア1
・イベント
EV-0655  ティータイム2
EV-0338  疑心暗鬼2
EV-0513E 筆談4
EV-0451  牛乳2


○デッキコンセプト
 「ドロソをたくさん積んで、除去をたくさん撃って、たくさん回復していれば勝てる」 これがデッキコンセプトです。まぁ、除去コンの典型的な考え方ですよね。LOEで優秀なドローソースが増えたので、組んでみることにしました。当初は花雪宙との差別化をどうするのかすごく悩みましたが、メタに引っかかりにくい墓地回収と色の少なさによる事故回避ということに落ち着けました。

 このデッキができるまではいろいろな試行錯誤がありました。当初はアイナや牛乳、などを入れず、ひき逃げ御影このかの採用を考えていました。
 しかし試しに入れてみたアイナ・アシュウィンが思った以上に強かったこと、そしてこのかは得てしてオーバードローになってしまいがちなこと、ジュリアンやよい子がいない時にコストとして切りにくいこと等が理由で上記のような形になりました。
 牛乳に関しては、劉備をループさせていく段階で、「オーリガの能力で退場させて、ゴミ箱回収でなんとか劉備を回収して出し直す」ということがかなり不確定で、回復をもっと確実にするための案として牛乳というアイディアを前日にいただきました。そして採用となった次第です。

一応理想的な盤面としては、

エセル  劉備   加奈     エセル  アイナ  加奈
                 or 
夏海   よい子  音緒     よい子   白    音緒 

とかになるのでしょうか。 
こればかりは回しながら考えた方がよさそうです。

○カード解説
 次は個々のカード解説をしていこうと思います。

坂上加奈
 LOEにて登場したドローソース。フィリに引っかからないドロソとして撮影卓であった3回戦の対宙雪戦でも活躍してくれました。今大会では毎試合初手に「坂上加奈登場、遺跡マニア宣言」と強い動きができたカードでもあります。今回のMVPカードですね。
 ゴミ箱のエリアをデッキボトムに戻すので、デッキが減らないドロソであり、ゴミ箱の圧縮にもなります。ゴミ箱回収も捗りますね。

・エセルドレーダ
 時代遅れとかそう思っている方もいらっしゃるかと思いますが、コンボ性があるデッキとしては屈指のサーチカードです。デッキがたくさん掘れるのはいいことですね。また、左AFが湧きづらいこのデッキでは数少ない左AFに出られるドローソースでもあります。

・オーリガ
 このカードについては賛否があると思います。当初は盤面整理カードとして、そしてパフェ対策として採用していました。しかし、仮想敵としてみなとそふと単を想定した時、このデッキには百代を除去できるカードがオーリガしかないことに気がついてしまったので、急遽4枚に増やしました。オーリガに頼らない方法としては白鳥水羽で百代の能力を無効化してから疑心暗鬼を撃ちこむしかないのですが、それならオーリガの方がいいと思い採用に至りました。百代に対しては懐かしの食い逃げオーリガで対処します。

 当初は4枚入れていたカードです。しかしあまり場に出す機会がなく、ドローソースとしては他のカードに劣りますし、墓地回収ではよい子に劣ると感じ、3枚にしました。もちろん強力なカードではありますし、花雪という盤面が少ないデッキでは墓地回収とドローソースの両方の役割をこなせることは存外貴重でした。

 メタ枠。対みなと単決戦兵器。平蜘蛛を無効化できますし、クリスマスナイトの発動を遅らせることができます。百代をオーリガと合わすことで除去できたりと対みなと単を強く意識したカードです。
 クリスマスナイトからの久遠寺夢でゴミ箱を空にされてからの燕だと筆談が撃てなくなってしまうので、燕に除去を撃たなくてもよくなる食い逃げは優秀ですね。
 パンチャーとしてもそこそこ優秀ではあります。こちらのAFは比較的止まりやすいので、止まりにくいAFというのは貴重ではありました。

・アイナ・アシュウィン
 LOEで登場した花のタップドローソース。タップすることが弱いといわれるとそうなのですが、初手から単体でハンドが増える花のカードであり、中央AFからサポートをきかせながら左右を通し、自分はドローするという動きが強いと感じました。フィリにも引っかからないので、3回戦では坂上加奈と同じく活躍したドローソースでもあります。サポーターで地味に回復できるのも実は強い。

・ジュリアン・メリーウッド
 今回の戦犯枠。花雪では序盤に機能しにくく、出す機会に恵まれませんでした。中盤では強い場面もあったのですが、それこそよい子でいいという結論に至りそうです。数少ない左AFに出るパンチャーだったのですが、最終戦において秋葉留美穂の餌食となり、後続がわかないという悲劇が起こってしまいました。当日はほとんどコストに切っていたと思います。

 このデッキのメインギミック。ドローソース、サーチ、コストフィルターとして八面六臂の大活躍を見せてくれました。対戦の最中、音緒をチャンプしてしまい、コストが噛み合わない・ハンドが足りない、という状況に陥り、危うく負けそうになった試合もありました。

 最強の回復カード。調整の途中2積みに減らしたりしてましたが、やっぱり4に戻ってきたカード。オーリガからの出し直しでも、牛乳ループでも大活躍してくれました。

・武孝田よい子
 このデッキのよい子は強い(確信 今大会ではよくイベントを戻してくれました。中央DFでSPを聞かせつつ、毎ターンゴミ箱に触れることでゴミ箱回収の試行回数を稼いでくれます。噛み合わなかったコストが噛みあうようになったりと大活躍でした。

 今回の嫁枠。安定のべっかんこう先生枠ですね。当初は愛のピン積みで5枚目の劉備として使っていたのですが、実はこのデッキとの相性がよく、直前で2枚に増やしたカードです。負けそうな試合を劉備とともに救ってくれたカードでもあります。ドロソが足りなくなってしまうので、本来は劉備と白はどちらかしか盤面には出しません。臨機応変にどちらかが盤面に出るようにしましょう。ノーコスト回復は強い。

・発熱、介護、秘密基地、ハーモニカ、ガイア
 エリア枠。発熱は音緒ギミックの根幹なのでもちろん4。そしてハーモニカも当然4。
 介護は除去相手に貼る想定でいたのですが、結局貼りませんでした。どうせ貼ったところで爆破解体されてしまいますしね。秋坂なつきにしても鈴緒がいませんし、介護は秘密基地にしたほうがよさそうです。
 秘密基地は神秘の部屋、床掃除対策です。このデッキはそれらのカードを対処できなければ完全に詰んでしまうので、対策は必須ですね。なるべく自分のエリアを割りたくないので、床掃除がありそうなデッキに対しては、ハーモニカとガイアを縦に並べて、自陣に秘密基地を貼れないような状態は避けましょう。ガイアと同列の自分フィールドに貼られたら最悪ですね。相手フィールドに秘密基地を貼らざるを得なくなり、相手にドローされるばかりか、こちらのガイアも剥がれてしまいます
 ガイアは花雪宙と違い、爆破解体等のコストとして切れるような構築ではないので、1まで減らしました。牛乳ループ状態に入る前には貼っておきたいですね。

・筆談、ティータイム、疑心暗鬼、牛乳
 イベント枠。筆談は当然の4投。牛乳はとりあえずの2投です。劉備ループを安定させるために牛乳は3にしたいと思いました。
 ティータイムと疑心暗鬼ですが、疑心暗鬼はコレット等の基本能力を持ってなく、除去を撃ちたい相手に撃てないのが不安だったので、ティータイムとの両立をしています。一応亜多良で疑心暗鬼指定、二木佳奈多を構えられてもティータイムがあればいけるということを考えてもいましたが、そんなことをされたらそもそも負けそうではあります。
 花コストの供給が厳し目なのもあり、ティータイムだけにしてみようかとも考えていますが、やはり疑心暗鬼の除外の文字は強いですね。


個々のカード解説は以上です。まだまだ煮詰められる点はあると思いますので、何かあればコメントを残していただければできうるだけ答えていきたいと思います。

○改善案
 使ってて思ったことは、「打点が足りない」ということです。陸奥榛名のようなカードを積みたいのですが、このデッキでは出す場所がないのが辛いところですね。
 ただ、打点が足りないと感じたのは対花絡みだけですので、花絡みをピンポイントに意識したカードを投入するといいかもしれません。
 宙絡みはドロソの枚数で押し切れますので、そんなに打点は気になりませんが、花のカードは軽いので、それに対処するために筆談を連打していると、相手のデッキが全然減っていないということがあります。

 そこで考えた改善案。
 今回不要だと気がついたジュリアン・メリーウッドを抜き、聖沙・B・クリステレスと着信音を投入することにしました。
 聖沙を2枚、着信音を1枚、そして牛乳を1枚増やすことにより、コンボ色こそ強くなってしまいますが、ゲームを終わらせることはできると思っています。着信音はちょっとオーバーキルかもしれませんが。
 懸念点としては、花コストを減らしたことですね。もとから少ない花コストがさらに減ってしまったため、その点が不安ではあります。
 改善案といってもまだ机上論の域を出ませんので、これから確かめていくつもりです。


○最後に 
 繰り返しになりますが、このデッキはまだまだ煮詰める余地がたくさんあると思っていますので、皆様がこれを下地にしてより強いデッキにしてくださることを願っています。私がまたそれをコピーしますのでw
 


ではでは今日はこの辺で。

えんぴつでした。