アンツィオデッキのすゝめ

もうガルパン環境も終わりですね。

どうもえんぴつです、こんばんは。

ガルパン環境の総決算として、リセオープンに参加してきました。
使用デッキはこちら

このデッキ、名古屋後から徐々に調整していたのですが、ようやく先週くらいからデッキが固まり、
秋葉飴GP予選4-0、志津GP予選4-0、オープン個人5-0と、ひとまずはデッキとしてうまくまとまったと思います。

せっかくいろいろ考えて、デッキを調整してきたので、最後に少しデッキの解説をしていこうと思います。


■4積み枠
 デッキの根幹。
 出したい順から解説していきます。

 ・Rアンチョビ
  日単との差異枠。
  このデッキで一番強いカード。
  日単では不利がついてしまう、聖グロや花単といったデッキに対しても、
  打点を無理やりねじ込むことができます。

  このデッキの屋台骨。
  Rアンチョビを移動させ、ブロッカーに回したり、SRアンチョビと併せてRアンチョビを6点パンチャーにしたり。
  このカードがいるだけで、こちらのAFに対して相討ちブロッカーを併せづらくなります。

 ・Uアンチョビ
  このデッキでは金時の上位互換
  ステップ持ちなため、DFで1ターンAP止めをしつつ、次ターンに攻撃に動けたり、
  RペパロニでDFに移動させてからAFに上がることで、逆サイドに移動できたりと多彩な動きができます。

 ・SRアンチョビ
  DMGをあげるだけではなく、何故かAPも上げる統帥。
  SP2も強く、DFでSPを足しつつ、動き回る。
  Rペパロニと合わせると宇宙。

 ・レヴァンテイン
  DFでAP止めしつつ打点を伸ばせるなんて反則もいいところ。
  受けられるカードが少なく、すれ違いのダメージレースを挑むゲーム展開を目指すため、
  両方に対して役割を果たせる貴重なカード。

 ・SRネロ
  飛び回れるSP2。
  Rペパロニと合わせてアンツィオキャラがぐるぐると移動するのに合わせて、
  単体でその動きについていけるカード。さすが皇帝特権は伊達ではない。
  なお、史実におけるネロ・クラウディウスの出身地はアンツィオ
  つまりアンツィオはローマ

 ・ヴォルケイノ
  ご存知AP止め枠。
  EX1は18枚も入っているため、ダレイオス三世よりも構築時点での優先度は高め。

 ・ダレイオス三世
  ご存知AP止め枠その2。
  当初はEX1が18枚もあるため、出づらいかな、と思い不採用としていましたが、
  後述するSR秋山優花里不採用により採用。

  なんでアシスト持っているのこの娘は。
  終盤の打点カットや、花のSR沙織に対して滅法強い。

  Rアンチョビ、Rペパロニの掃き先。
  相手に出された方が辛いことの方が多い。

 ・紅因幡
  詰めの打点伸ばし。
  すれ違いのダメージレースを挑むゲームプランを選択することが多いため、
  最後に一押し打点を伸ばせる貴重なカード。


■2積み枠
 要所に役割があるカード。

 ・Cアンチョビ
  5枚目、6枚目のUアンチョビ。
  Rアンチョビを誘発させるパンチャーとして、初手で出しても大丈夫なパンチャーとして採用。
  最初はU、Cアンチョビを3-3で考えていたが、どう見てもUの方が強かったため2枚。
  DFに出してAP止めにも貢献できる。

 ・ブロードソード
  EX1を掃けるカード。
  最後の打点の伸ばし役+Rアンチョビとの相性のよさから採用。

  アシスト枠。
  動けるSP2、Rアンチョビとの相性のよさから採用。

  役割としては後述する1積み枠と同じ。
  2コストAP3ブロッカー。かつDPとSPが1あるため2枚採用。
  DPがあることにより、SP2を足すだけでAP3を止められたり、
  SPがあることで、こちらのAFを通せたりできるため、この差は地味に重要。


■1積み枠
 日単と異なり、受けに回れるカードが少ないことが弱点で、
 かつ2コストAP3キャラが少ないことが勝敗を決めうるため1積みずつで採用。
 名前散らしで複数枚積んでいるが、一応優先順位がある。

 ・冷泉麻子
  EX1を掃ける枠。

 ・P秋山優花里、ティー
  SPが1ある。

 ・細見
  一応AFにも置ける。
  可愛いから細見にしたけど、ローマ的観点ではロムルスにすべきだったので、
  デッキ構築上最大のミスがあるとしたらこの枠


■その他
 ●SR秋山優花里の不採用
  初手に限ってアグレッシブを得る、AP3・DMG3パンチャーでかつEX2。
  ここまで書いて、さすがに強すぎでは???と思いましたが、今回は不採用です。

  理由としては明確で、このデッキにおいては以下の2点が弱いため不採用としています。
   ・アンツィオキャラではなく、移動にコストを要するキャラである
   ・初手以外で出すシーンがないが、初手に出してもあまり強くない

  このデッキは、アンツィオキャラを使い、Rアンチョビを誘発させることを目指すため、
  AFにはアンツィオキャラが2体以上出ている盤面が理想です。
  この理想盤面を形成することを優先するため、初手にいても出さないことが多く、
  かといって初手に出さなければコストにしかなりません。

  また、Rペパロニを絡め、アンツィオキャラを移動させながら盤面を動かしてくゲームをするため、
  移動することにコストがかかることが、かなりの負担となります。

  SR秋山殿が欲しい場合って、大体日単に先手を取られて秋山殿を出されている時なんですが、
  別にそれが原因で負けるわけでもありませんし、日単には有利だと思っているため、
  特に必要性を感じませんでした。

  よって不採用。
  ちなみにこの枠はダレイオス三世になりました。

 ●EX1が18枚
  やりすぎではないかと言われがちですが、なんだかんだ困ることは少ないです。
  そもそもEX1のキャラは引いたら盤面に出したいカード(ただしCアンチョビを除く)ですし、
  コストも軒並み奇数コストなため、相互にコストの掃き先となります。

  キノコリオンに至ってはまぁ、それを補ってあまりあるパワーがありますしね。


ということでデッキ解説でした。
個人的な感覚としては日単よりも、各デッキに対して不利を少なくした感じですね。
どのデッキに対しても丸く戦えるデッキとなりました。
特に日単にはRアンチョビがいる分強く戦えます。

基本的な回し方は以下の通り。
 
 ・Rペパロニで軸をずらし、Rアンチョビで打点を入れる
 ・ネロやRペパロニでカードを移動できるため、常に最大効率で打点を入れる
 ・日単よりも受けられるカードが少ないため、なるべくすれ違いのダメージレースを挑む
 ・打点が負けそうであれば、ダレイオスやヴォルケイノを合わせて打点を止める

すれ違いのダメージレースをするプランの場合は、
Rペパロニがいる盤面で、アンタップしたRアンチョビをブロッカーに回して相手の3点を止めるより、
こちらが2点入れに行った方がよい場合もあります。
レヴァンテインも同様で、普段はDFでブロッカーとして配置しますが、殴りに行った方がいいケースもあります。

もちろんですが、上記のプランを取る場合はキノコリオンとセットですが。
キノコリオンがない場合は、通常通りRアンチョビもブロッカーに回して、宙のSRみほのように振舞います。



ということでここまで。
アンチョビはガールズ&パンツァーの中でも2番目に好きなキャラで、
デッキの動きもかつての宙単舞尾行やネコフープといった、好きだったデッキに似ているため、
使っていて非常に楽しいデッキでした。

次の環境でもこのような自分に合ったデッキを作れればいいなと思いつつ、
今回はこのあたりで筆をおかせていただきます。


ではでは今日はこの辺で。

えんぴつでした。